南部カルナータカ(Karnataka)州ベンガルール(Bangalore)で2016年9月12日、隣接するタミルナドゥ(Tamil Nadu)州との水配分を巡る住民のデモが拡大、暴徒化し、現地報道によると、警察との衝突でデモ隊の1人が死亡、数人が負傷しました。同市周辺には日本人約1,200人が在住しているが、在バンガロール日本領事事務所によると、日本時間13日未明現在、日本人の被害は確認されていません。 デモのきっかけは、インド最高裁が5日、カルナータカ州に対し、主要河川コーベリー(Cauvery)川の水配分を、下流のタミルナドゥ州に拡大するように指示したことにあるとされています。不満を持ったベンガルールの住民が、タミルナドゥ州の民族タミル人のトラックやバスなどに放火しました。また、都市鉄道(メトロ)は運行を停止し、一部地域では外出禁止の措置もとられました。 事態を重く見た州政府は12日午後5時半、非常事態宣言を発出した。同領事館事務所は、非常事態宣言が解除されるまでの間、ベンガルール市内及び周辺地域での外出を避け、可能な限り室内にとどまるよう注意喚起を行っています。なお、州政府は13日午前11時半から緊急閣議を開催し、対応を協議するとみられるが、非常事態宣言の解除時期は未定とされています。留学ワーホリ保険比較サイト/海外旅行保険センター