ベルギー 国際特急での発砲事件受け警備強化

フランス北部のアラスで21日、アムステルダム発パリ行きの国際特急「タリス」車内で起きた発砲事件を受け、ベルギー当局はしばらくの間、全土の主要駅で厳重な警備を敷くことを明らかにしました。特に、フランス、ドイツ、オランダなどへ向かう国際特急の発着駅では警備に当たる警官が増員され、手荷物検査も厳しくなる見通しです。アラスはベルギーとフランスの国境付近です。事件は21日午後、タリス車内で武装した男が銃を発砲しましたが、乗り合わせていた米国人の軍人らに取り押さえられました。男はモロッコ出身で、要警戒テロリストに登録されていたといわれています。ヨーロッパで国際列車を利用する予定がある場合、手荷物検査などに時間がかかることを勘案して余裕を持った行動を心掛けるようにし、身分証明書を携帯するようにしてください。



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