パキスタン イスラム暦新年「ムハラム」でテロ警戒

カラチ、ラホール、クエッタ、イスラマバード、ラワルピンディ、カイバル・パクトゥンクワ州、連邦直轄部族地域(FATA)、ギルギット・バルティスタン州パキスタンではイスラム暦新年の「ムハラム」を間もなく迎えますが、この時期はイスラム教スンニ派とシーア派住民の間で緊張が高まり、過去にはシーア派を狙った爆弾テロや殺人事件が発生しています。このため、カラチやラホーレ、イスラマバードなど大都市のほか、カイバル・パクトゥンクワ州など各地に治安要員を増員し、厳戒態勢を敷く見通しです。ムハラムが始まるとシーア派教徒は大規模行進を実施するとみられ、周囲の交通に影響が出る見通しです。ムハラムの10日目に行われる「アシュラ」(10月22日?23日)の間は、特に緊張が高まり、シーア派の行列や政府・軍関連施設などを狙ったテロや放火、破壊行為などが勃発する恐れがあります。ムハラムの間は目立つ行動を控え、文化、風習を尊重し、むやみに写真撮影などを行わないようにするようにしてください。人が集まる場所や政府施設、モスクなどには近づかず、身分証明書を携帯し、移動には時間に余裕を持つようにしてください。


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