インド洋の島しょ国モルディブで1日、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国(IS)」を名乗る男らがビデオで、大統領と副大統領、さらにリゾート施設を狙った攻撃を仕掛けるとの脅迫メッセージを出しました。男らは刑務所に収監されている野党指導者の釈放と、草案中の対テロ法の撤回を求めており、30日以内に実施されなければ攻撃を仕掛けるとしています。ただし、リゾート施設については、具体的な攻撃対象を明らかにしていません。事態が落ち着くまで、モルディブにあるリゾート施設周辺をはじめ、空港でも厳戒態勢を敷くとみられています。また、大統領と副大統領の警護がさらに強化される見通しです。モルディブでは近年、イスラム過激派が台頭しており、政府関係者はこれまでに数十人から数百人がISに参加するため、中東に渡ったとしています。今回の脅迫はモルディブの内政に関わるもので、ISとの関連性は低いもようですが、同国でISの支持者が拡大していることの現れとして、今後、テロに対する警戒をさらに強めるとみられています。留学ワーホリ保険比較サイト/海外旅行保険センター