狂犬病
狂犬病とは?

狂犬病は、全ての哺乳類から感染する可能性があり、発症するとほぼ100%の確立で死亡します。哺乳動物に咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで神経系の細胞に感染します。

症状

10日目あたりから、発熱、頭痛、全身倦怠や嘔吐などを起こします。一方、末梢の神経線維に感染した場合には、ウイルスは非常にゆっくりと脳へ向かうので発症までに数年の年月を要します。発症後は、ものを飲み込みづらくなり、液体を飲もうとすると筋肉がけいれんするため、水を恐れるようになります。やがて昏睡状態となり、呼吸が麻痺し死亡します。

治療方法

哺乳動物にかまれた際は、出来るだけ早く病院に行ってください。また、かまれた際は出来るだけ早く流水で洗うことも重要です。

予防法

全ての哺乳動物から感染が考えられますので、動物に触れる際にはかまれないように注意を払ってください。

事前にワクチン接種をおすすめする主な国
インド、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、中国、エジプト、サイパン、グアム、パラオ
※上記以外の国でも接種を推奨している国もあります。ご渡航前にご確認ください。