日本脳炎
日本脳炎とは?
日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸った蚊に刺されて感染します。主にアジアで感染が確認されており、死亡率の高い脳炎です。発症した方の20?40%が亡くなってしまうといわれており、生存者の45?70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。
症状
ウイルスを保有する蚊に刺されても多くの人は症状が出ません。感染した人のうち、100人から1,000人に1人の割合で発病するといわれています。潜伏期間は1週間ほどです。多くの方が突然発熱し、2-3日で頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害へと進行しますが、全身の倦怠感や頭痛から症状が始まる方もいます。
治療方法
現在、ウイルスを抑制する薬はありません。症状にあわせて必要な治療を行います。
予防法
一番は、蚊に刺されないように虫除けグッズなどを利用することや露出の少ない服を着ることがおすすめです。
また、ワクチンも常に改良が重ねられています。
事前にワクチン接種をおすすめする主な国
インド、韓国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、中国、エジプト、オーストラリア
※上記以外の国でも接種を推奨している国もあります。ご渡航前にご確認ください。