デング熱
デング熱とは?

デング熱は熱帯・亜熱帯で見られるウイルス感染症です。ネッタイシマカやヒトスジシマカによって感染します。現時点で有効とされるワクチンは開発されていません。

症状

感染後2日-15日で発症し、高熱や頭痛、腰痛、筋肉痛などの症状が現れます。人によっては全身のリンパ節のはれもみられ、発熱してから3-5日目には胸、背中、顔面、腕、脚に発疹が出ることもあります。これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残すことなく回復します。 デング熱がさらに重症化するとデング出血熱になります。デング出血熱も致死率はインフルエンザよりも低いとされていますが、しっかりと治療することが大切です。

治療方法

現時点で有効とされる治療法及びワクチンは開発されておらず、治療も対症療法が中心となっています。

予防法

とにかく蚊に刺されないことが一番の予防法です。虫除けスプレーを使用し、流行している場所では、なるべく露出の少ない衣類を着るようにしてください。