シンガポール デング熱の感染広がる

シンガポールの保健当局によると、12月6日から1月2日の間に1,500人以上がデング熱に感染しました。11月1日から12月5日までの感染者は約1,000人でした。2015年1年間の感染者は1万932人だったといわれています。シンガポールでは毎年、6月から8月にかけてデング熱の患者数が増加しますが、今冬はエルニーニョ現象の影響で暖冬となっており、この時期も感染が拡大しているとみられています。デング熱は通常、3?15日の潜伏期を経た後、突然の発熱で発症します。38?40度の熱が1週間ほど続くが、多くの場合は重症に至らず、死亡率は低いです。しかし、口や鼻などの粘膜からの出血を伴うデング出血熱は重篤な症状に陥り、適切な手当てを受けない場合は40?50%が死亡します。デング熱には予防接種も治療薬もないため、媒介する蚊に刺されないよう心掛けてください。天候、気温を見ながら、なるべく外出の際は長袖シャツ・長ズボンなどを着用してください。突然の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。

留学ワーホリ保険比較サイト/海外旅行保険センター