タミルナドゥ州チェンナイにある米総領事館前で5日、タミル人の団体がデモを行いました。タミル州はインドでタミル人人口が最も多く、米国政府が戦争犯罪に対するスリランカ政府への支持を表明したことへの抗議が呼び掛けられた形です。チェンナイでは5日、デモの他に米系ファーストフード店に腐った鶏肉が投げ込まれる事件も発生しており、今後は散発的に反米デモや米国関連施設に対する嫌がらせ行為が行われる可能性があります。このため、このような施設周辺の警備を強化するとみられていますが、交通に影響が出る可能性があります。スリランカは2009年まで内戦が続いていましたが、約4万人の市民が殺害されたとされ、戦争犯罪が問われています。米国はこれまで、国際的な戦争犯罪の調査を訴えていましたが、最近になってスリランカ新政権による調査を支持する姿勢を見せたため、タミル人らの米国に対する不満が高まっている状態です。事態が落ち着くまで、チェンナイの米国関連施設には近づかないでください。デモが起きた場合は近づかず、移動には時間に余裕を持つようにしてください。留学ワーホリ保険比較サイト/海外旅行保険センター