エジプト 反政府デモ強制排除から2年 警備強化

ムルシ元大統領の出身母体で、現在は非合法化されているムスリム同胞団が今年も抗議のデモを行うとみられるほか、イスラム過激派がこの時期に合わせて爆弾テロを計画する恐れがあえいます。このため、当局は8月14日まで衝突のあったカイロ大学をはじめ各地で厳戒態勢を敷くとみられ、交通渋滞が予想されています。また、治安部隊が再びデモの強制排除に踏み切った場合は、デモ隊との間で衝突が生じる恐れがあります。事実上のクーデタで大統領職を解任されたムルシ元大統領の支持者らによるデモが2013年8月14日、エジプト暫定政府の治安当局により強制排除されてから間もなく2年を迎えます。これをきっかけにムルシ派と治安部隊の衝突は全土に広がり、カイロやアレクサンドリアなどには夜間外出禁止令が出されました。ムルシ派は一連の騒動で約2,000人が死亡、4,000人が負傷したと主張しています。デモや座り込みには近づかないでください。治安部隊はゴム弾や催涙ガスのほか実弾を使ってデモの強制排除に踏み切る可能性があるため、万が一デモや衝突に遭遇した場合は速やかに安全な場所に避難してください。大使館と連絡を取り合い、最新情報を入手する。移動には時間に余裕を持つようにしてください。


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