【速報】タイ:【感染症】MERS感染者の発生

タイ保健当局は2015年6月18日、病気治療のため15日に入国した75歳のオマーン人男性が中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染していたと発表しました。同男性の症状は安定しているといわれています。同国でMERS患者が確認されたのは初めてです。

同男性は入国後、心臓病治療のため入院したバンコク(Bangkok)市内の私立病院で検査を受けた際に、MERS感染が疑われる症状があったため、当局が国立感染症研究所に隔離し検査を行っていました。

現在、同男性と一緒に入国した家族3人のほか、搭乗機の関係者・病院職員・タクシー運転手ら50人以上が健康観察の対象となっています。

韓国における感染拡大を受け、アジア各国の国際空港では水際対策を強化しているところであります。感染者の多い中東湾岸諸国(サウジアラビア・UAE等)や韓国へ渡航・滞在する場合は、手洗いの励行や外出時のマスクの着用などの予防措置の実施と感染が疑われる際の速やかな受診を徹底することが肝要です。

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